今日はクリスマス。
へ組のみんなでクリスマス会をすることになっていた。
はあびるちゃんと一緒にクリスマスツリーの飾りつけをしていた。
しかし、糸色先生が中々こない。
ちゃんとクリスマス会やるってこと千里ちゃんが言ってたのに、どうしたんだろうか?
「私呼んでくるよ」と言う可符香ちゃんや千里ちゃんについて行っても先生の家へ向かった。

「クリスマス?何ですかそれ?」


先生は視線を逸らしてそう言った。
家の中にはいると先生はこたつに入っていた。
クリスマス会のことを聞かれると「クリスマスなんて知らない!」と言ってこたつの中に隠れてしまう。
何故こんなにクリスマスを否定しているのだろうか?
そもそも嫌ならクリスマス会も出席しないって言えばよかったのに・・・そう思っていると倫ちゃんが執事の時田さんを従えて現れた。
倫ちゃんが先生がクリスマスを嫌う理由を言おうとすると、先生はこたつから顔を出して「言うな!」と叫んだ・・・その格好何か可愛い。


「お兄様の誕生日が11月4日なの」
「つまりお兄様はクリスマスに製造された、クリスマスベイビーと推測されからなの!」
「言うなと言ったのに!」
「クリスマスベイビーですか・・・」
「でも誤差もあるし」


クリスマスベイビーについて考えているとあびるちゃんや芽留ちゃんがやってきた。
久藤くんがツリーを運んできて、ここでクリスマス会をやるようだ。


「絶望した!11月4日生まれに絶望した!」


そう叫ぶ先生に、可符香ちゃんが「ご両親にとって先生が最高のクリスマスプレゼントだったんですね!」と言うと先生は「殺すぞ、てめぇ!」と暴言を。
時田さんに注意されていたけど、言葉遣いが悪い先生も好きだったりする。
ほら、ギャップって何かいいじゃないですか?
何だか楽しくなってきて「先生の着床にカンパーイ」とグラスを掲げるみんなと一緒にもグラスを掲げた。
すると見知らぬ人たちが入ってきた、「秘密結社、風前の灯火」の方々だそうだ。
この人たちも11月4日生まれで、先生を勧誘して外に飛び出して行ってしまった。


「おーい子供がグレますよ!日を改めて作りなさーい!」


先生たちを追いかけるとラブホテルの前で大きな声を出していた。
糸色先生、教師がそんなこと言っていいんですか?
どうやらその作戦は失敗だったようで、次の手を考えている様子。
すると倫ちゃんが「クリスマスツリーのイメージを低下させましょう」と言った。


「苦しみますツリーですわ、お兄様」
「死んだらどーする?」


先生がツリーに吊るされてしまった・・・。
倫ちゃん、そんなベタなダジャレなんて・・・。
先生を下ろしてあげようかと思っていると、周りで色々な人が色々なものを吊るし始めた。
そして千里ちゃんがこっちを向いたかと思うと縄が飛んできても吊るされてしまった!
「あなたのその性癖が私を苦しめるのよ!」と叫ばれてしまった、性癖って・・・。
気がつくとツリーから降ろされていた。
どうやら縄がきつくて気を失っていたらしい、生きててよかったと思って首を擦っていると糸色先生がこっちにやってきた。


さん!大丈夫ですか?」
「けほっ、大丈夫ですよ」


少し首が痛いがそう言うと先生は「首が赤くなってますね、さぁ帰りましょう」との手首を掴んで歩き出した。


「糸色先生、まだクリスマス嫌いですか?」
「・・・さんが危険な目に遭ったので、余計に嫌いになりました」


未だに手を離してくれない先生はちょっと怒ってるようだ。
前を向いたままそう言って歩き続ける、どうやらの家に向かっているみたい。


「まぁ、何とも無かったんだしいいじゃないですか。しかし、クリスマス嫌いと言うのは何かと厄介ですねぇ」


笑ってみるが先生からの反応はない、クリスマス嫌いを直してあげたいな・・・。


「先生!今日をクリスマスと思わなければいいんですよ!!」
「え?」
「今日は先生の第一誕生日ですよ!精子と卵子が受精して生命が誕生した祝うべき日です!ケーキはこのお祝いで食べましょう!!」
「それってただの着床日じゃないですか!それに本当の誕生日はどうするんです?」
「それは第二誕生です!生命がこの世に生まれ出る日です、生まれてきてくれてありがとうって日ですよ!」
こっちを向いたままぽかんとしていた先生は数秒後笑い出した。


「なんですかそれっ、でも・・・悪くないかもしれませんね」


嫌いだと言うクリスマスにあなたが笑ってくれたことが、にとっての嬉しいプレゼントになりました。


「望先生、メリークリスマス!」