糸色望先生は「死にたがり」だ。
口癖は「絶望した」。
その言葉がアナタの口から発せられることが、絶望的だとは思う。


さん、どうしたんです?ぼーとして」


(死にたがりの糸色先生、はアナタが好きなんです)
たまにわからなくなるんだけど、先生は本当に死にたいのだろうか?
ロープや睡眠薬などを常に持ち歩いているが先生はまだ死んでない。
もちろん死なれては困るんだけど、ね。
先生の絶望はちょっと安い、お手軽な感じがする。
でもそれで、そんな些細なことでアナタが絶望してしまうなら・・・が何とかしよう。
アナタが絶望しないように何とかしてあげたい、そう思う。
先生ってあれだね、構ってあげたくなる小動物みたいな人だよね。


「やめてください!ウサギ耳を私に付けようとしないでください!藤吉さんですか!?」


構ってあげなくちゃ死んじゃうのだろうか?


「似合いますよ、きっと。ちなみにあびるちゃんに尻尾も借りてきましたから」
「えっあの、さん?」


だからあんなに「絶望した」と叫ぶのかな、構ってほしいから?
もしそうだとしても、の視線は先生から離せない。
可愛らしくて、愛しい人・・・。
アナタがこの世界に絶望するのなら、がそっと手を引いていくよ。



真っ暗なところから連れ出してあげるから――最後はを愛して